PMBOKの10知識エリアとは?プロジェクトマネジャーになるための第一歩!

知識領域の整理 プロジェクトマネジメント
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こんにちは蒼海 隼(あおみ じゅん)です!
この記事ではプロジェクトマネジメントの根幹となる10の知識エリアを紹介します。

プロジェクトマネジメントと聞くと仕事の話と思いがちですが、プロジェクトの定義に立ち戻ると日常生活でも十分に役に立つノウハウ集としての側面が浮かび上がります。

プロジェクトと日常生活の共通点についてはこちらの記事をご覧ください。

PMBOKとは何か知りたい方はこちらの記事からどうぞ。

この記事はこんな人にオススメ!

  • 就職活動、転職、結婚、子育てなど人生の大きな岐路にこれから立ち向かう人。
  • PMBOKという言葉は聞いたことがあるけれどいまいちピンとこない人
  • 仕事でプロジェクトマネージャを目指す人。
家事ロボット
家事ロボット

PMBOKの概要についてはわかりまシタ。早速ワタシも活用してみたいと思っていマス。

蒼海 隼
蒼海 隼

第6版は辞書的な使い方に向いていることから、全体像を把握して活用の方法を探るのにとても向いています。まずは第6版から見ていきましょう。

家事ロボット
家事ロボット

どんなことが書いてあるのでしょうカ??

蒼海 隼
蒼海 隼

10の知識エリアと5つのプロセスに整理してプロジェクトマネジメントに必要な知識を網羅的に解説しています。まずは知識エリアから。

では始めましょう。

PMBOKの10知識エリアとは?

知識エリアとはプロジェクトマネジメントの全体を体系的、網羅的にとらえるために設定された、知識、ノウハウのカテゴリーです。

プロジェクトを進めるためには、例えば、そもそも何をするか(スコープ)、それをいつやるか(スケジュール)、誰がやるか(リソース)を始めとして、様々な要素を考える必要がありますが、これらの要素を網羅的にカバーしたのが10の知識エリアです。

自分のプロジェクトを進めるうえで考えないといけないこと、やらないといけないことが知識エリアを参照することでわかるのです。

なお、各知識領域の名称には「プロジェクト・XXXXX・マネジメント」とったように、頭に「プロジェクト」とつくのが正式なのですが、冗長なので本ブログでは省略します。

各知識エリアの紹介

では、10の知識を順にみていきましょう。

統合マネジメント

プロジェクト全体を統括し、他のすべての知識エリアを統合する知識領域です。プロジェクトの目標達成に向けて、各要素をバランス良く管理します。プロジェクトのベースライン(基準となる目標)の維持や各管理対象の変更管理、教訓の収集などを含みます。プロジェクトマネージャの仕事まさにそのものを指します。日常プロマネを目指す皆さんもまずはここから押さえていきましょう。

スコープマネジメント

スコープ(Scope)という言葉は、英語で「範囲」や「視野」を意味します。このプロジェクトが対象とする範囲という意味合いです。

スコープマネジメントは、何を成果物とするのか、何をやるのか、といったプロジェクトの範囲を明確に定義し、その範囲内でプロジェクトを進めるための知識領域です。不要な作業を排除し、必要な作業を漏れなく含める必要があります。また設定したスコープがこのプロジェクトにとって妥当なのかを検証する作業なども含まれます。

スケジュールマネジメント

プロジェクトの活動スケジュールを作成し、プロジェクトを時間内に完了させるための知識領域です。プロジェクトマネジメントというと真っ先にスケジュールのことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。納期をまもるためにタスクの依存関係やリソースの制約などを考慮する必要があります。

コストマネジメント

プロジェクトの予算を作成し、コストを管理します。スコープ、スケジュール、リソースなどからコスト見積もり、コストパフォーマンスの分析なども行います。

品質マネジメント

プロジェクトの成果物が顧客の要求を満たし、期待される品質を達成するための活動です。成果物そのものの品質保証だけなく、成果物を生み出すためのプロセスの品質も管理の対象となります。

リソースマネジメント

プロジェクトに必要な人材、設備、材料などのリソースを計画し、管理します。リソースの割り当て、最適化などを行います。最適化の中には、メンバーを育成し、より多くの成果を生み出してもらう体制を整えることも含まれます。

コミュニケーションマネジメント

プロジェクト関係者間のコミュニケーションを効果的に行うための知識領域です。情報共有や報告の方法、会議体の設定などを計画的に実施します。

リスクマネジメント

プロジェクトに影響を与える可能性のあるリスクを識別し、その影響を軽減するための対策を講じるための知識領域です。リスク分析、リスク評価、リスク対応計画などを行います。

調達マネジメント

プロジェクトに必要な製品やサービスを外部から調達するための知識領域です。ベンダー選定、契約交渉、サプライヤー管理、内外製検討(買うのか、自分で作るのか)などが含まれます。

ステークホルダーマネジメント

ステークホルダーとは、そのプロジェクトに関わる全ての人々を指す言葉です。プロジェクトの成果を受け取る顧客、プロジェクトの実行を決断する経営者、プロジェクトを推進するメンバー、すべてがステークフォルダーです。ステークホルダーネジメントでは、ステークホルダーの期待を管理し、関係性を良好に保ちます。また、ステークホルダーのニーズや状態を把握し、適切に対応します。

まとめ

プロジェクトマネジメントにおいて着目する必要のある広大な領域が10の切り口で整理されていることがわかるかと思います。網羅的に暗記してもよいですが、なかなか難しいので日常への応用に際しては、必要に応じて参照するのがよいでしょう。

蒼海 隼
蒼海 隼

どうでしたか?

家事ロボット
家事ロボット

プロジェクトマネジメントと聞いて、漠然とムズカシイと感じていたものが、それぞれの切り口でやるべきことがわかると、何とかなりそうな気になってきまシタ。

蒼海 隼
蒼海 隼

言語が世界を分節化する、と言ったのはソシュール。言葉が当てはめられると見え方が変わりますね。個々の知識領域の内容も今後見ていくことにましょう。


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