こんにちは蒼海 隼(あおみ じゅん)です!
この記事では“プロジェクトマネジメント”が皆さんの日常生活になぜ関わるのか解説していきます。
この記事はこんな人におススメ!
- 新しいことにチャレンジしようとしている人
- 就職活動、転職、結婚、子育てなど人生の大きな岐路にどう臨めばよいか悩んでいる人
プロジェクトマネジメントと日常生活の意外な関係
日常の悩みや大きなチャレンジに臨むにあたって、プロジェクトマネジメントという方法論で立ち向かえば道が開けるかもしれません。この記事では”プロジェクト”という言葉の定義から、日常生活との意外な関係を明らかにします。
プロジェクトマネジメントって仕事、それも大きな仕事で使う言葉ですヨネ?
ロケットの打ち上げとか、超高層ビルの建設とか、、
ワタシたちのささやかな日常とどうかかわるのか想像がつきまセン。
確かに、そういう側面もありますね。
だけど、定義から考えると必ずしもビッグプロジェクトだけが対象となるわけではないんですよ。この記事では“プロジェクト”という言葉の持つ広さと、皆さんの生きる日常が持つ深さを味わって頂けると嬉しいです。
そもそも”プロジェクト”とは?
我らのバイブル”PMBOK“では、プロジェクトを以下のように定義しています。
独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施する、有期性のある業務
PMBOK®ガイド第6版
PMBOKについては別の記事で説明しますね。
ここではプロジェクトマネジメントのノウハウ集ととらえておけばOKです。
シンプルだけど、所産とか有期性とか何か難しそうですネ。。。
多くのケースに適用できるように汎用性のある表現になっています。PMBOKのいいところでもあり、取っつきにくくしているところでもあります。では、解説します。
この定義は3つの要素に分解することができます。
①独自の②プロダクト、サービス、所産を創造するために実施する、③有期性のある業務
整理するとこの3つ。
- 独自性
- 所産がある
- 有期性
プロジェクトの3要素と呼ばれることもあります。
それぞれを見ていきましょう。
独自性
文字通りの独自性。
他のものと比べて、特別で、他にはない特徴を持っていることを指します。つまり、一回限りのできごと。”これに倣えば安泰”という前例がない状態です。だからPMBOKが示す様々な概念、ツールを駆使して創意工夫して乗り切る必要があるのです。
PMBOKでは、”プロジェクト”に相対する概念として”定常業務”という言葉があります。同じことを何度も繰り返すことを指します。同じ製品を大量生産したり、決められた手順を繰り返す場合ですね。
所産
所産という言葉は聞きなれないですが、”result”の訳語として当てられている言葉で、目に見える見えないを問わず、行為の結果として生まれるすべてのものを指しています。
例えば、
プラモデルを作ればプラモデルそのものが所産。ウエイターとしてランチを客席まで運べば、運ぶという行為自体が所産。お子さんがゲームをしていい時間を家族会議で変更した場合、ルールの変更自体がこの家族会議の所産となります(変更後のルールも所産ですね)。
有期性
こちらも文字通り期間が限られているという意味。始まりと終わりがあるのがプロジェクトです。
プロジェクトという概念の広さ
それぞれの言葉が指す概念はとても幅広いのですネ。
これに当てはまればすべてプロジェクト。PMBOKのノウハウが活用できますし、ピラミッドの建設からアポロ計画まで、人類の経験が生かせるというわけなのです。
プロジェクトという言葉がカバーする範囲は非常に広いのです。
日常生活
でもこれがどうワタシ達の日常に関わるのかピンときまセン。
我々が今生きている日常/人生に前例はあるのでしょうか??永遠に繰り返しますか??
翻って私たちの日常はどのような要素で構成されているのでしょうか。プロジェクトの3要素の視点で見てみましょう。
独自性
確かに日常には一見繰り返しているように見える要素もあるとは思います。
通勤電車、朝礼、家事、子どもの送迎 etc…
でも他の誰とも違う人生を生きています。昨日と全く同じということはあり得ません。
よく観察すれば繰り返しなど全くない日々を生きている。
所産
大きな仕事で成果を出す、世の中を変える発明をする、自分が生み出すものに命を懸けている方もいるでしょう。
あるいはそこまでアグレッシブではない方も、生きた証はどこかしらに残ります。
貴方の成果は後輩、子ども達に受け継がれてゆくのではないでしょうか。
有期性
日常のすべての行為に永遠はありません。
受験は試験まで、学校は卒業し、今の部署からの異動もあるでしょう。子育ては必ず終わります。
そしてあなたも私もいつかはこの世を去ることになります。我々が臨むすべての出来事は全ては有限の時間の中で終える必要があります。
まとめ
どうでしたか?
ワタシには死という概念はありませんが、日常生活に繰り返しがないことには気が付いていましタ。パターン化できないところに人間の価値があるのですネ。
繰り返しのようでそうでない。ある限られた期間の中、誰一人として同じ日常を生きているわけではありません。
プロジェクトの定義にそっくりそのまま当てはまるのではないでしょうか。
プロジェクトマネジメントの知識を使って一回限りの人生を豊かなものにできると信じています。
このブログでは日常生活への活用を目指して、プロジェクトマネジメントの考え方を紹介していきます。
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